「マー姉ちゃん」第２１週（第１２１話～第１２６話）
再び東京へ引っ越してきた磯野一家。
さっそく出版のためにマリ子は動きます。
さらに嬉しい再会もありました！
熊谷真実さんがヒロインをつとめた「マー姉ちゃん」
「サザエさん」などでおなじみの漫画家・長谷川町子さんのお姉さんの毬子さんがヒロインのモデル。
原作は町子さんの「サザエさんうちあけ話」というエッセイ。
このエッセイの内容を忠実にストーリー上で再現しています。
ドラマはマリ子さんが中心になっていますが、マチ子さんが漫画家になるまでの話も描かれていますよ。
本放送は1979年（昭和54年）前期です。
では第２１週のあらすじとネタバレをご紹介します。
第２０週のあらすじネタバレはこちら→
マー姉ちゃんのキャストと相関図はこちら→マー姉ちゃんのキャスト・相関図は？
第２１週のあらすじ・ネタバレ
第１２１話
再び東京へ移った磯野家。
しばらくは先に住んでいた中村家と雑居生活となる。
印刷会社へ行くと、まだできあがっていないと言われる。
マリ子は騙されているんじゃないかと心配になる。
中村家の松枝はヨウ子が肺病だと、タマに聞かされて磯野家と距離を置こうとする。
本のことをはるに報告すると、疑うのは良くないと諭されてしまう。
天海宅に朝男が帰って来る。
タマは感涙。
マリ子たちにも顔を見せに行く。
家族全員が喜ぶが、千代はからかわれてしまい不貞腐れる。
第１２２話
復員してきた朝男を囲み、磯野家もこれまでのことを語り合う。
千代の夫、高男の戦死を告げ、新八郎も帰らぬことを話す。
さらにマリ子は新八郎と１週間だけの結婚生活を送ったと言う。
明るく話す朝男だが、複雑な気持ちになる。
帰宅した朝男はタマから、マリ子が出版をやることになったと聞く。
しかし上手く行っていないと知ると、マリ子を守ると約束した均は何をやっているのかと怒る。
呼び出された均は、朝男からマリ子を守っていないと掴みかかられる。
落ち着いた頃、均はマリ子に送った手紙のことを話す。
タマに呼ばれたマリ子が２人の前に現れる。
朝男にいわれた通り、均はあんな手紙を出してしまったと謝った。
だがマリ子は均からの手紙は戦中のゴタゴタで届いていない、と嘘をつく。
なかったことにすることで、均との関係を良くしようとした。
朝男はマリ子の嘘を察していた。
第１２３話
朝男と均に力を借り、マリ子は印刷屋の森田たちを接待する。
慣れないお酌で粗相をしてしまう。
朝男と均が歌などで楽しませる。
森田たちが帰った後、朝男はマチ子の作業部屋を広くするため、中村一家を自宅の２階で住んでもらうと言った。
接待のおかげか、頼んでいた印刷が予定よりも早くできあがった。
マリ子はできあがった本を持ち帰るが、これをどう売るかは全く考えていなかった。
第１２４話
マリ子は本を買い取ってくれそうな百貨店へ行く。
いきなり店頭で買い取ってくれと頼んだ。
本の流通について何もしらないマリ子に、店員が丁寧に説明する。
大手の問屋を紹介してもらったうえ、さらに500部を買ってもらって来た。
商売の成果に自信がついたマリ子。
家族１人ずつに出来上がった本をプレゼント。
翌日、マリ子は「日配」で本の販売を取り次いでもらう。
１万9,000部ほど売って15万円の小切手を手にする。
そして大晦日を迎え、家族で集まり年越しそばを食べる。
第１２５話
昭和22年が明ける。
朝男が磯野家を訪問。
振り袖を着たヨウ子は近所にあいさつ。
均も訪れ、平和に新年を迎えたことを実感する。
すると均が陽談社からサザエさん増刷を提案していると、マリ子に伝える。
さっそく印刷屋で発注した。
しかしインフレで費用が前より高くなってしまう。
その分、本の単価を上げる必要があった。
新八郎の母から本が届いたとの手紙を受け取った。
マリ子はますます頑張ろうと気合が入る。
第１２６話
増刊する本は３月末、１冊２５円で前より倍の値段で売ると決めた。
そして細谷が書いた小説が載る雑誌をマチ子に見せる。
マチ子は感激していた。
増刷分が出来上がったと連絡を受け、取りに行ったマリ子。
日配へ売ってもらおうと出かけたが、担当者から思いもよらぬ言葉をかけられる。
あんな中途半端な大きさの本では売れず、ほとんど売れず２万冊戻ってきているという。
それを持ち帰らなくてはならず、マリ子は出版は「オバケより怖い」と呆然とする。
本を保管する物置小屋を朝男に作ってもらう。
大量の本を目の前にしてマリ子たちは途方に暮れた。
[ad]
第２１週の感想
再び東京での生活が始まった磯野家。
朝男が無事復員！
南方にいたといいますが、インパールではなかったんですね。
マリ子と新八郎のことを知って動揺する朝男、なんか可愛そう。
均の手紙、なかったことにしちゃったかー。
均には気の毒ですが、このまま気まずい感じになるよりはということでしょう。
すぐに察してる朝男カッコイイ。
しかしタマさん^^;ヨウ子が肺病で血を吐いたとか、その嘘はいただけないなあ。
先に住んでいた中村家を追い出してしまいますが、これってどうなのよ・・・
磯野家、たくましすぎるだろ。
ついに出来上がった「サザエさん」初版本。
B５版で作ったことがとんでもないことになりました。
他の本と形が違いすぎて、書店も敬遠するというのです。
今でこそいろんな形の本は売ってますけどね。
当時はいろいろ難しかったみたいです。
出版ド素人のマリ子はこの後も奮闘することになります。