「マー姉ちゃん」第３週（第１３話～第１８話）
マリ子が女学校を卒業し、いよいよ磯野家は東京へ引っ越し。
三姉妹はワクワクする気持ちもありますが、不安な気持ちもあるようです。
熊谷真実さんがヒロインをつとめた「マー姉ちゃん」
「サザエさん」などでおなじみの漫画家・長谷川町子さんのお姉さんの毬子さんがヒロインのモデル。
原作は町子さんの「サザエさんうちあけ話」というエッセイ。
このエッセイの内容を忠実にストーリー上で再現しています。
ドラマはマリ子さんが中心になっていますが、マチ子さんが漫画家になるまでの話も描かれていますよ。
本放送は1979年（昭和54年）前期です。
では第３週のあらすじとネタバレをご紹介します。
第２週のあらすじネタバレはこちら→マー姉ちゃん第２週（第７話～第１２話）あらすじ・ネタバレ
マー姉ちゃんのキャストと相関図はこちら→マー姉ちゃんのキャスト・相関図は？
第３週のあらすじ・ネタバレ
第１３話
マリ子の女学校の卒業式。
マリ子とトミ子は式の途中で抱き合って泣き出してしまう。
なぜかマリ子は校長室に呼ばれた。
部屋にはマリ子が賞をとった絵が飾られていた。
買い手も現れるほどの作品だが、マリ子は学校に寄贈した。
自宅では卒業を祝うため、ごちそうが用意されていた。
だがマリ子は夕方になっても帰ってこない。
やっと帰ってきたマリ子を連れ、はるは炭坑会社へ行く。
今住んでいる家を貸すので寮に使ってほしいと頼む。
世間知らずのはるはこの先の５年分の家賃を先に請求した。
第１４話
磯野家の荷物を近所の人たちの手を借りて運び出す。
はるが家具を人に譲り、必要最低限のものだけ持っていく。
遅れて天海が訪れる。
天海の口の悪さに千代と大和田が怒った。
まだ片付いていないマリ子とマチ子は、自分たちの荷物を前に途方にくれる。
庭では天海と大和田が相撲で勝負をつける。
第１５話
手伝ってくれた人々が帰っていく。
天海は得意げに皿洗いをしながら、クジラ漁船での話をした。
トミ子が慌てて訪ねてくる。
母に騙され見合いをさせられたと嘆く。
まだ結婚したくないトミ子は、断られるようにしようと考えた。
はるは天海に喫煙具、トミ子には琴を譲ってしまう。
３分の２の荷物を減らしたと満足げだった。
マリ子は絵の仕上げに取り掛かっていた。
第１６話
まだ外が暗いうちに、外で妙な声が聞こえてきた。
怖がるマリ子はマチ子になんとかして、と頼む。
マチ子は二階から地球儀を落として追い払おうとした。
すると声の主は天海だとわかる。
外でラジオ体操をしていただけだった。
マチ子は長女のくせに気が弱いとマリ子に怒る。
はるは落ち着いて構えていれば、何も怖くないと言う。
翌日、マリ子は石井先生に絵を見せに行く。
絵は千代の花嫁姿。
石井先生はルフランの絵の具をプレゼントし、マリ子は大喜びだった。
天海はニワトリ小屋をつくり終えると、海へ出るため去っていく。
第１７話
村田と支所長が磯野家の家屋を見に来る。
東京の引越し先では置く場所があるかわからない、とはるはテーブルを置いていくことにした。
その後、はるは教会へ行き100円の寄付をする。
あまりに高額のため神父は戸惑う。
加津子の実家である日暮里の酒田は、磯野一家のために植木屋に頼み事をする。
それを知らずに麻布か上野か、住む場所が決められない磯野家の一同。
明日の移動に備え早々と床につく。
第１８話
いよいよ東京へ向かう日。
マチ子は時間を気にして落ち着かない。
トミ子も手伝いに来る。
一平は寂しさのあまり、見送りには行けないとマリ子に挨拶をする。
マリ子は千代に絵の入った箱を渡す。
マリ子たちが出発したあと、千代は絵を見ていた。
汽車の見送りに千代、トミ子、教会の人々が集まり大合唱で見送られる。
第３週の感想
引っ越しの準備だというのに、天海さんの変な声に怯えたり、トミ子さんが見合いさせられたーと駆け込んできたり（笑）
ヨウ子がおじいちゃんとおにぎりを齧り合ってましたが、普通あんなことする？^^;
お父さんの絵とお千代ねえやの絵をそれぞれ箱に入れてましたよね。
私はあれが入れ違って、千代さんにお父さんの絵を渡すオチかと読んでいたのですが違いました（笑）
はるさんが100円の寄付をしていますが、今の感覚なら50万円ほど。
でも当時の物価を考えるととんでもない額です。
米10キロが3円で買える時代ですから、財産の三分の一くらいは寄付しちゃった感覚でしょうかね。
牛尾家の奥さんの加津子さんは、実は東京の人。
日暮里の兄に磯野家のお世話を頼んでいたみたいです。
しかし肝心の磯野家は麻布とか上野などと言ってました。
ここ、重要です。
すでにすれ違いが始まってるんですよね。
よく覚えておいてください（笑）
次回はやっと東京に着いた・・・かと思いきやそういうわけでもなさそうです。