「カーネーション」第２６話（第１４６話～第１５１話）あなたの愛は生きています
最終回です。
90歳を過ぎても仕事は続けている糸子。
思わぬ人と会って過去の思いが溢れ出ることに・・・
生涯現役だった糸子の物語が完結します。
「カーネーション」は小篠綾子さんをモデルに描いたストーリー。
綾子さんはあのコシノ三姉妹の母で、世の女性がまだ和服を着ている時代に洋服に目をつけて洋品店を経営。
母として実業家としてたくましく生きた綾子さんの一生。
10代から中年期のヒロインは尾野真千子さん、老年期は夏木マリさんが演じます。
では第２６週のあらすじとネタバレをご紹介します。
第２５週のあらすじ・ネタバレはこちら→カーネーション第25週（第140話～第145話）あらすじ・ネタバレ
カーネーションのキャストと相関図はこちら→カーネーションのキャスト・相関図は？ヒロインは尾野真千子・夏木マリ！
第２６週のあらすじ・ネタバレ
第１４６話
平成１７年、家を改装するため物を片付ける。
糸子は９１歳になっていた。
だんじりのときに客が集まるのでサロンのようにすると考えた。
糸子は自身のブランドで紳士物のラインも立ち上げていた。
奈津は老人ホームに入る。
朝ドラを見ながら糸子は、孝枝に自分の話もドラマにして欲しいと頼んでいた。
家を取り壊す前に糸子は２階を見つめる。
第１４７話
２階のリフォームが終わり、広く使えるスペースができる。
糸子はなでしこの会で着物を洋服に作り変える方法を教える教室を開催。
譲は父を亡くしてからまだ立ち直っていない。
吉岡がそんな譲を連れてくる。
両親ともに亡くし、不安になっていた譲。
糸子は誰でも通る道だと励ました。
第１４８話
同い年の女性のオーダーを受けた糸子。
来週の水曜は空いていないと孝枝が断った仕事だったが、優子が糸子に直接仕事を依頼する。
東京の病院で講演会を頼まれた。
岸和田に住んでいたという看護師の川上と出会う。
公演後、川上と話していた糸子。
10歳まで長崎にいたという川上は、周防の娘だと打ち明けた。
優子もそれを聞いていた。
糸子は周防とのことを思い出し泣き出す。
川上は子供の頃、弟が優子を突き飛ばしたことを謝り、憎む気持ちはもうないと言う。
第１４９話
糸子が緊急搬送される。
意識が戻らないため、心配して娘たちが駆けつける。
優子、直子、聡子が糸子の病室で布団を敷いて寝る。
優子と直子は明るく振る舞っていたが、今夜が山だと言われて聡子が泣き出した。
意識が戻った糸子に安心し、３人はすぐ仕事に戻る。
従業員たちもホッとしていた。
糸子は支えてくれる人たちがいることに感謝する。
第１５０話
糸子の見舞い客は多く、病室には花や菓子がたくさんあった。
生き生きとする糸子を見て、譲たちは恋をしているみたいと笑う。
意識が戻ってから糸子は、すべてが綺麗に見えていた。
平成１８年、糸子が亡くなる。
優子と直子はリフォームされた２階を見て、糸子が自分の写真を飾る場所まで用意していることに感心していた。
聡子も日本に着き、糸子を見送ることができた。
第１５１話
だんじりの日。
サロンには糸子と親しかった人々が集まる。
ファッションショーに出た加奈子は元気になり、サロンに訪れた。
優子は糸子をヒロインにした朝ドラの話が来ていると、直子と聡子に話す。
平成２３年、糸子の死後５年が経つ。
優子と直子はお互いのショーを見るようになる。
３人とも引退など考えず働き続けていた。
ドラマ「カーネーション」が放送される。
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第２６週の感想
ヒロインが死去し、本人が「死にました」というナレーション（笑）
ちょっと珍しい展開の朝ドラですね。
亡くなる直前までバリバリ働いていた小篠綾子さん。
自分の話を朝ドラに、というのは本当に綾子さんが願っていたことだそうです。
亡くなってからですが、本当に実現されたわけですね。
この頃、放送されていたのは「ファイト」
本仮屋ユイカさんがヒロインの作品です。
そして思いも寄らぬ人との出会い。
糸子は周防さんの子どもたちをあまり見かけることはなかったんですよね。
子どもたち同士で「お父ちゃんを返せ」みたいなやり取りがありました。
糸子の涙は周防さんが亡くなったこと、周防さんの子どもたちに申し訳ないことをした、といった思いが込められているのかなあ。
川上が優子に謝るのも良いね。
演じている人の年齢に差があるのでアレですが、ドラマの中では２人とも同年代だったことになっています。
お互い覚えているはずだもんね。
優子と直子がお互いを認めるようになっているところも良い！
モデルになったヒロコさんとジュンコさんは、今でも（2022年現在）口喧嘩するほどの仲（笑）
2022年に放送された「徹子の部屋」でもバチバチする場面がありましたからね。
それをニコニコしながら見てるだけのミチコさん。
優子、直子、聡子の関係は忠実に再現されているんですよ。
最終話のラストがなにげにグッときます。
第１話からまた見たくなってしまうような、ニクい演出ですよね。